尿道炎とは?

尿道炎とは、尿を体外に排出する管である尿道が炎症を起こす状態を指します。痛みやかゆみ、排尿時の痛みや灼熱感、男性の場合は陰茎から膿のような分泌物の症状が現れることがあります。男性は尿道が長いため、尿道炎になりやすいです。逆に、女性は男性と比べると尿道が短いため、細菌が膀胱内に侵入しやすく膀胱炎にかかりやすくなります。(膀胱炎はこちら)

原因

尿道炎の最も一般的な原因は、クラミジアや淋病などの細菌感染です。稀に、ウイルスや真菌感染、または尿道に接触する化学物質や異物からの刺激によっても引き起こされることがあります。

検査

尿検査で尿中の白血球や赤血球を見て、原因となる菌をP C R検査で調べます。症状からある程度原因菌を推測することはできますが、菌の種類によって効果のある抗生剤の種類が異なるため、やはり検査をすることが重要です。

治療

尿道炎の治療には、一般的に抗生物質が使用されます。適切な抗生物質で治療後には、症状が改善しても、治癒したことを確認するために陰性確認をすることまでが治療の一環です。

それによって、感染が再発することや他の人に感染が広がることを防止できます。症状を緩和するために、鎮痛剤や抗炎症薬も処方される場合があります。